Lesson10-3 食事への関心 道具の選び方 その1

食器を使って関心を持たせる

子供が食事に集中できる環境を作るためには、食事だけでなくイスや食器などの道具にも気を使って選ぶことも重要となってきます。それぞれのポイントを押さえつつ、体に合ったイスや使いやすい食器を子供と一緒に選んできましょう。

イスの選び方

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ポイント1

まずはイスの高さから考えていきます。イスが高すぎると口と料理の距離が出来てしまい、逆にイスが低すぎると料理が見えづらく、どちらにせよ食べづらくなってしまいます。

そのため、イスの高さは子供の背丈に合わせて食べやすい高さに調節しなければなりません。

高さの基準としてはテーブルが子供の胸のやや下に来る高さにし、両肘がテーブルの面にしっかりと着くことが理想形となります。この高さならば手を動かしやすく、集中して食べられるようになります。

ポイント2

基本的に机やイスなどの家具は成人の体に合わせて作られます。子供用の家具を調達したとしても、成長した後は使用するのが困難になってしまいます。それに一緒に食事をする親としても、子供用の家具だと食事がしづらくなってしまいます。

そのため、一般的な机で食事をすることが普通となってきますが、そうすると子供にとっては当然高すぎる物になってしまいます。そして机に合わせて食べやすい高さのイスを用意すると脚が長くなってしまい、子供の足が床につかなくなります。

すると足が地面につかないことで得られた疑似的な浮遊感が子供の興味を誘惑します。すると食事中、料理に集中せず足をブラブラさせて遊ぶことに気が行ってしまいます

これだと食事に集中できないと同時に、体が安定しない状態で食事を行うので余計に周りを汚したり、うまく飲み込めなかったりと悪い影響しか現れません。

そのため、イスを選ぶ際に台座付きの物を選んだり、小さめのイスや雑誌、電話帳などを利用して足を乗せるための台を用意するようにしましょう。

ポイント3

最後に、食事をちゃんと飲み込めるように背筋を伸ばして食べる必要があります。もし体が曲がった状態で料理を飲み込むと、うまく消化が出来ないだけでなく、不運が重なると食道やのどに詰まってしまい呼吸が出来なくなってしまう可能性もあります。そのような事態を防ぎ、補助を行うのもイスの役目となります。

子供にとって同じ姿勢をずっととる事は苦になってきます。そのため食事が長引くと背もたれに体を任せてしまい、姿勢が悪くなってしまいます。それを未然に防ぐために、背もたれとの間に折りたたんだタオルや薄いクッションなどを挟んで、まっすぐに座れるよう調節します。