よく噛んで食べる習慣をつける
幼児食の目的の1つとして『噛む習慣をつける』というものがあります。これは単によく噛むことで食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、体の成長へと繋がっていくのです。
噛むことで得られるメリットが下記の通りになります。
虫歯を防ぎ、歯並びを整えてくれる

噛むことで出てくる唾液の酵素は食べ物の消化を手助けしてくれるだけではなく、虫歯を防ぐためにも働いてくれます。これにより歯の健康が保たれて顎の骨が発達していき、永久歯が綺麗に並ぶスペースが確保されます。
なのでこのまま健やかに成長すれば乳歯が取れ、控えていた永久歯が綺麗に生えそろうのです。
脳の活性化を促して体を発達させる
多くの食材を使用することで多様な形や歯応えの料理を感じることができます。その多くの経験によって脳が活性化し、体の発達へと繋がっていきます。
好き嫌いを減らす
子供は噛み切れない食べ物や、苦味、辛味の強い食べ物を嫌う傾向にあります。たしかにまだ噛む力も味覚も発達していない時期には少々厳しい食べ物であり、あまり多用すると食事自体を嫌いになってしまう可能性があります。
ですが、たまにはこれらの食材も経験させることで苦手を克服し、好き嫌いを減らす必要もあります。
噛む力を育てる4つのポイント
噛む力を育てていくために、幼児食に取り入れていく4つポイントが下記の通りになります。
定食スタイルの献立にする
多くの食感を感じるために、主食、主菜、副菜、汁物がそろった定食スタイルの献立を作るようにしましょう。品目が増えれば自然と扱う食材も増え、様々な食感を楽しむことができます。
なのでなるべくうどんや丼もの、スパゲッティなどといった一皿だけのメニューを続ける事がないように心掛けましょう。
歯の発達に合わせて切り方や加熱時間を変える
噛む練習が必要とはいえ、まず噛み潰せる料理でないと行えることができません。なので年齢や歯の生え具合に合わせて食材の切り方や茹で加減を変える必要があります。
例えば硬い根野菜は細かく刻んだり、噛み潰しにくい繊維質の野菜は繊維を断つように切ったりと、食材に合わせて調理法にひと工夫を加えましょう。
基本は素材の味を、時には味付けに工夫をもたらせる

新鮮な野菜だと、噛めば噛むほど素材の味やうま味が口の中で広がって行きます。また、噛むことで染み込んだ出汁があふれてくるようにしたりと、噛むことで味が生まれる楽しさを理解してもらうと、自ずと自分から噛むようになっていきます。
おやつの時間も歯応えがある物を選ぶ
3食だけでなく、おやつの時間も歯を鍛えるトレーニングを行える時間です。例えばせんべいやドライフルーツ、ナッツなどの噛み応えがあるものや、リンゴ、干しイモ、トウモロコシなど楽しみながら噛んで食べられる物を選ぶと、噛む練習にもなります。
また、ホットケーキやパンに千切りにしたニンジンを加えて食感を変えていくのも良い方法です。