Lesson8-1 1歳半~2歳の幼児食レシピ・献立作りのポイント

奥歯が生えてきて噛む力がグンと強くなるこの時期。これまで試せなかった具材なども料理に取り入れ、食への興味を引き出していきましょう。

1歳半~2歳の1日の食品摂取目安量

1歳半~2歳の摂取エネルギー目安は、男児で950キロカロリー・女児で900キロカロリーが目安となり、1~1歳半の頃と大きな変化はありません。具体的に、どのような食材を取り入れていくとよいのか、見ていきましょう。

主食

主食は1日200~300g程度を目安に摂取します。例えば、ご飯子供用の小さなお茶碗1杯ほど、8枚切りの食パン1枚、ゆでたうどん1/2玉を1日で摂取すると目安量に達します。

主菜

たんぱく質をメインに、毎日同じ食材にならないように食材を選びます。

  • 肉類30g
  • 魚類30g
  • 卵30g
  • 大豆製品(豆腐や納豆など)30g

副菜

副菜は野菜類が中心となります。

  • 緑黄色野菜(ほうれん草・トマト・かぼちゃなど)40g
  • 淡色野菜(キャベツ・たまねぎ・なすなど)60g
  • 芋類50g
  • 海藻きのこ類少々

乳製品・果物

  • 果物100~150g
  • 乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルトなど)400g

※1歳~1歳半での摂取目安量からさほど大きく変化はありません。食べられる量には個人差がありますので、あくまで目安とし、子供の食べ具合や消化の様子を見ながら、量を調整してください。

 

3食の献立作りのポイント

朝食

この頃には朝食をとる事で1日をスタートさせる生活リズムが出来上がりつつあります。従って朝食にはできるだけすぐにエネルギーになりやすい物が適しています。

私達大人にも朝食として一般的な洋食メニュー(卵やヨーグルトなどのたんぱく質、炭水化物としてパン、水分補給も兼ねてスープを付けた献立)は幼児食でも十分に力を発揮してくれます。また、一緒に食べるフルーツはこれまでの献立と同じようにエネルギーに変わり易いバナナがおすすめです。

昼食

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手軽に済ませる昼食では、あえて主食、主菜、副菜などに分けず、焼きそばなど全ての栄養素が合わせられた一皿を取り入れてもかまいません。物足りないと感じたら汁物やデザートなどを付け足してボリュームを増やしていきましょう。

このような幼児食昼食メニューにおすすめなのがあんかけ焼きそばです。

具材として炒めた野菜にとろみをつけたあんかけは、まだまだ咀嚼力や飲み下す力が未発達の子供にはとても食べやすい料理です。具材の種類を増やした分だけ栄養が増えるので、量の調節も栄養のバランスもその日の状態に合わせて変える事ができます。
また混ぜる事で麺にあんが馴染み、その見た目が子供の興味をわき立たせて食べる意欲を高めてくれます。

夕食

夕食は主食に加え、一汁二菜のベーシックな献立にしましょう。主食、主菜、副菜、汁物の4皿がそろったバランスの良い献立がおすすめです。

生活リズムや体の機能が安定してくるこの時期は、夕食時にお腹がすくようになってきます。満腹感と空腹感をちゃんと覚えさせるために、夕食前には間食させず、夕食を残さず食べさせることが重要です。

おやつ

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この頃になって来ると3食で充分に栄養を補充することができてくるので、おやつへの考えが『間食』へと変わってきます。ですが運動量が増えてエネルギーを欲しているのは確かなので、今までと同様炭水化物のおやつを与えるようにしましょう。

しかし、おやつとお菓子は別物です。

夕食前になると空腹感が襲って来て駄々をこね、やむなくお菓子を与える場合もあるかもしれませんが、お菓子は砂糖、甘味が多く、少ない量でも一時的な満腹感があり食事への関心が薄まってしまいます。しかし、お菓子ではほとんど必要な栄養素が摂取できないため、成長への糧とならず寝る前になってお腹がすくという悪循環へと繋がります。

この時期からはおやつと食事の区別化を図る教育も必要となってきます。食事の大切さを伝えながら、安易に甘いお菓子を与えることをしないようにしていきましょう。