Lesson5-3 調理方法 基本調理②3~5歳

3~5歳の幼児食

乳歯が生えそろい、これまでより格段に繊維質の物をかみつぶすことができるようになります。この時期からより噛むことが意識できるよう、繊維質の生野菜やこんにゃくなど食感に変化があるものをメニューに取り入れていきましょう。

また、味覚も発達し味の違いを感じて楽しめるようになる時期でもあります。これまでは本能的に嫌がることがあった、酸味や辛みのあるものも少しずつ取り入れていくとよいでしょう。ただし、大人との味覚の違いはまだ大きいため、味付けが濃くなりすぎないように注意します。

道具もスプーンやフォークに加えて、お箸が使えるようになってきます。始めはうまくできなくて当たり前なので、ゆっくり時間をかけて練習していきましょう。ブロッコリーや肉団子のように、掴みやすい食材で練習させてみてください。

3~5歳の幼児食のポイント

噛む練習が出来る食材を選ぶ

ごぼうやこんにゃくなど、しっかり噛まないと飲み込めない食材を徐々に使っていき、顎の力を鍛えていきましょう。繊維質の多い生野菜や噛みごたえのあるものなども、食感の違いが生まれます。

ただ、これらを多用しすぎてしまうと、食べる意欲、楽しみが減退してしまう可能性もあります。大切な事は噛む練習をさせる事ですので、繊維質の物や噛み応えのある食材を増やしていきますが、極端なメニューにはせず徐々に慣れさせていきましょう。

お箸でつかめるサイズにする

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3歳頃からお箸の練習をスタートし、たいていの場合4歳頃になるとそれなりに扱えるようになります。この時期は料理もお箸でつかみやすいサイズで作るようにしてください。

小さすぎたり柔らかすぎたりすると、お箸から滑り出てうまくつかむことができず、フォークのように刺して食べる傾向となりがちで悪い作法が身に付いてしまいます。この頃には十分意思の疎通が出来る様になるので、お箸の使い方と合わせて少しずつ作法やマナーを学ばせていきましょう。

また、掴みやすいように少々大きく切り分ける以外にも、表面が多少凸凹している方が引っかかる部分が多くなり掴みやすくなります。魚肉ソーセージを適度な大きさにちぎってみたり、揚げ物にして掴みやすい場所を増やすなど調理を工夫しましょう。

酸っぱい物、辛い物など味の種類を増やしていく

レモン

幼児食を始めた頃に比べ、様々な味を体験してきました。ですが子供にとって酸味や辛味はまだ刺激の強い味でもあります。そのため、少しずつ慣れさせて食べられるようにしていきましょう

たとえば酢飯や甘酢あんかけ、甘口のカレーなど、酸味や辛味と一緒に甘味を加えることで食べやすくし、苦手意識のハードルを少しずつ下げていきます。特にお寿司やカレーが好きな子供は多いので、好きな料理と組み合わせて新しい味に挑戦させてみましょう。

新しい味への挑戦は子供との対話や観察が欠かせません。子供の好みによって苦手意識の高さは変わってきますので、急な変化を付けずに徐々に慣れさせることを優先してください。