Lesson4-1 食事のきまり 必要な栄養素 その1

成長に必要な栄養素

子供が健やかに成長する為に、食事から活動する為のエネルギーと成長する為の栄養を摂取しなければなりません。その為に必要な5つの栄養素があります。

主にエネルギーとなるのは『炭水化物(糖質)』と『脂質』で、筋肉や臓器などの体を作る『たんぱく質』、そして体の生理機能を調節するのが『ビタミン』と『ミネラル』です。

この5大栄養素をまんべんなく摂取する必要がありますが、逆に取りすぎると肥満傾向となる可能性もあります。そのためそれぞれの栄養素について理解を深め、バランスの良い幼児食を作っていきましょう。

炭水化物

玄米

炭水化物は大きく分けて糖質と食物繊維の2つに分類できます。エネルギーとなるのは糖質で、総摂取エネルギーの多くは炭水化物で賄われます。また炭水化物はエネルギーとなるだけでなく、脳の働きを助けたり免疫力を高める効果もあります。

重要な栄養素の一つである炭水化物ですが、高いエネルギー量を保有していることは事実であり、摂りすぎは肥満を招く可能性が高まります。そのため摂取量には気を付けましょう。

糖質は主にお米やパン、麺類に多く含まれており、他にも芋類やトウモロコシ、砂糖などにも含まれています。主食やおやつで得ることがほとんどです。

現在、精製された白米や小麦粉などの弊害が指摘されていますが、未精製の炭水化物は食物繊維が多く、子供にとって消化が困難であるという一面も有しています。大人と同じように玄米を食せるのは、十分に咀嚼力や消化力が付いてからの段階だと認識しておきましょう。

脂質

脂質は動物性、植物性の2つに分かれ、さらにその中でも様々な脂肪酸が存在します。得られるエネルギー量はたんぱく質の倍以上となり、高いカロリー源となります。
子供の成長にはエネルギーやカロリーが必要ですが、そのエネルギーを得ようとする場合は脂質よりも主食である炭水化物で摂取するようにしましょう。

脂質の多くは体内へと蓄積されるため、成人での過剰摂取は肥満や生活習慣病の要因ともなりかねませんが、成長が盛んな子供にとっては、脂質は細胞や血液、ホルモンの生成にも関わる重要な栄養素です。そのため、質の良い脂質の摂取が重要となります。
しかしやはり過剰な脂質の摂取は、エネルギーや成長のために使い切れず体内に蓄積され、聞き馴染みのある脂肪へと変換、内臓や血管、様々な場所で蓄積されていきます。

脂質が多く含まれている食材は、油(オイル)類、バターやマヨネーズ、ナッツ類、肉類、乳製品、菓子類などなります。

たんぱく質

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たんぱく質も多少はエネルギー源として使われますが、主な働きは体を作る事です。筋肉や内臓だけにとどまらず、骨、皮膚、髪、爪などを構成している要素でもあります。不足すると新しい体を作ることができないため、成長の遅れや免疫力の低下へと繋がっていきます。

たんぱく質は消化器官である胃や腸で分解され、吸収しやすいアミノ酸へと変化します。そして吸収された後に体を作るために再びたんぱく質へと再構成されていきます。

動物性たんぱく質は良質なアミノ酸が得られる貴重な栄養素ですが、それと同時に多くのカロリーを保有しています。そのため植物性たんぱく質も積極的に摂るようにしてカロリー量の調整を行いましょう。

動物性たんぱく質は肉類や魚介類、卵類、乳製品などに多く含まれており、植物性たんぱく質は大豆に多く含まれています。なお、大豆たんぱく質は加工されても含有されているので豆腐やみそ、納豆などを用いて摂取することも可能です。