食事スタイルの確立

3歳を過ぎると、食事中に遊び始めるだけでなく台から飛び降りたり物を投げたりと、体全体を使った動きが増えて来ます。さらに指先の動きもスムーズになり動きのバリエーションが非常に増えて来ます。
大人しく座って食事をするのが難しい時期だからこそ、お箸の使い方や食卓のマナーを学ばせて今後の食事に役立たせる必要があります。
幼児食の総仕上げ
この頃になると歯も十分に生え揃い、食事時に食欲がわくように体のリズムが出来て来ます。なので食事も大人の物へ近づけていき、幼児食の総仕上げを行っていきます。
試しに弾力のある食材や少し辛さのある食材に挑戦させてみましょう。とはいえホルモンやナタデココのようにある程度あごの力がないと噛み切れない物や、ワサビのような刺激物はまだ厳しい子供もいるので、あまり極端な物は与えないようにしてください。
この頃には食べ方や好み、食べる時間などの食事スタイルが固まってきます。その中で嫌いな食べ物との付き合い方は難しい要素のひとつとなります。
嫌いな物があるとそれだけで食事の意欲が下がってしまいますが、「嫌い」という気持ちを受け止めつつ食べるよう指導するのも一つの方法です。そして少し食べただけでも十分に励ますよう子供の食べる意欲を盛り上げるようにしてみてください。また、食べやすいように切り方や調理法を工夫してみたり、嫌いなものだと気づかすに食べてしまうような料理を作ることも有効な手段となります。
家族のサポート
平日の昼間に親が仕事に出る場合などは、子供は保育園や幼稚園で他のお友達と過ごす時間が増えます。そして集団生活が始まると他の子達や大人との触れ合いの中で、生活リズムが付くようになってきます。
このように生活リズムが整っていくことで朝、昼、晩の3食に加えておやつの時間、就寝時間などが定まってきます。中にはお昼寝の時間が設けられたり、小学生へと進級する準備として昼間の活動時間を増やしていくなど保育園によって多少のリズムの違いもありますが、基本的な流れはおおよそ類似しています。
休日は親の都合に合わせて起床時間がずれたり、おやつや食事量が増える可能性があります。このような平日と休日のズレも込みで生活リズムとして組み込まれてしまう可能性もあるため、出来るだけ平日と同じになるよう、家族一緒に子供の生活をサポートするようにしてあげてください。
幼児期独特の情緒変動
この頃は体だけでなく、精神も大きく成長します。しかし集団生活が始まったり、トイレトレーニングの時期と重なってしまったりと多くの出来事が重なり情緒が安定しづらくなっている時期でもあります。
子供本人も「自分でやりたい気持ち」と「甘えたい気持ち」の2つに板挟みとなり、どうしようか迷いが生じることもあります。そのため「いつもこうだから」「こうするべきだから」という考えの基に子育てを行うのではなく、たまに甘えたり自立しようとする行動のどちらも寛容に受け止め、少しずつ気持ちの整理を行えるようにしてあげましょう。
時間が経てば自分で出来る事への自信や過剰な甘えへの恥ずかしさや抵抗感が生まれ、次第に自分だけで行動を起こすようになります。