進め方のポイント
前のページで大まかな幼児食の進み方について説明しましたが、行っていく上で重要なポイントが5つあります。このページではそれらについて説明していきます。
1.栄養バランスは1週間単位で計算
子供の時期は体の調子に影響を与えるホルモンのバランスが安定しません。そのため決まった時間にお腹が減らず、ムラ食いや遊び食べが多くなる時期でもあります。
このような理由から、1回1回の食事を決まった栄養量で補うのは非常に困難となります。
ですがその事で必要以上に頭を悩ませることはありません。1回の食事の栄養バランスが偏っても1週間を通して必要な栄養が取れるようにすれば良いのです。その為に、間食として与えるおやつも摩り下ろしたリンゴやニンジンを含ませたパンやゼリーなど、栄養価を考慮して作るなどの工夫をしてみましょう。
他にも好き嫌いを解消させるために調理法を変えてみたり、ピクニックなどで気分を変えた食事をするなど、様々な方法を試すことができます。
2.食べたい気持ちを大切に
幼児期になると次第に『自分で食べたい』という気持ちが強くなっていきます。
ですがまだ手足がおぼつかない状態でもあり、上手く食べられず汚してしまう事もあります。しかしここで「イライラして怒らずに注意をする」ということが親にとって非常に重要です。
成長の一貫であるという広い心を持ち、汚しても良い環境を整えましょう。使いやすい食器を用意したり、体が安定する椅子で食事するなど子供が食べやすいように配慮してください。
3.食事は決まった時間にする

お腹が空く時間にムラがあるとはいえ、1日3回の食事とおやつの時間はだいたい決まった時間に行うようにしましょう。そうすることで幼い頃から生活リズムを整えることができます。
駄々をこねる子供をなだめるために、くずる度におやつを与えて静かにさせる方が増えていますが、このようにしてしまうと「泣けばおやつが貰える」と間違った認識をしてしまいます。そのため無闇におやつを与えず、「空腹」と「満腹」の状態を覚えさせるようにしましょう。
4.食器や盛り付けにひと工夫
食に興味がない子でも、食材がふんだんに使われてカラフルだったり、好きなキャラクターが描かれているお皿に盛り付けてあると食べてくれる事があります。
バランスの良い食事で栄養を与える事を『義務』と考えず、時には楽しい食卓を『演出』する事も大切です。
5.家族で食卓の雰囲気を作る

食事が楽しい物だと認識することができれば、自然と食欲がわいてくるようになります。しかし食事中に怒ったり、テレビを見たり、子供一人で食事をする習慣が付いてしまうと、次第にその楽しさは失われてしまいます。これが現代の問題の一つとなっている「孤食」でもあります。
子供は周りの家族や大人の仕草を敏感に感じ取って学習していきます。食事の楽しさを共有する為に、まずは私達大人が率先して食事を楽しみ、笑顔で食卓を囲むようにしていきましょう。