Lesson1-3 幼児食の基本 体の成長

成長との関わり

現代の日本では食材があふれており、美味しい食材は当然のこと、料理のバリエーションも豊富にあります。それ故に子供達が食べるには量が多く、全体的に過食が進む傾向にあります。その結果、学童の約1割が肥満に陥り、成人の病気だと思われていた高コレステロール血症の保有者も1割に達してしまっているのです。

これを防ぐためにも、子供のうちから食生活を見直す必要があります。

食事の種類

家族

 

まずはどのような食事が自分達に合っているかどうか、それについての理解が必要になります。

この講座を受講している方の多くが日本人の方であることを想定して説明しますが、他の国の方でも同じような事が言えます。

まず日本人の体には日本人の体に合った食事、和食があります。

貿易が進むことによって様々な食材が海や空を渡って日本へとやってきます。それは食材に限らず料理のレシピも同様です。
これによって多くの料理が生まれ世界中の料理を楽しむことが出来る様になりました。確かに多くの国との関係があるという事はそれだけ国が発達している事でもあるのですが、食の基本を培う幼少期の食事、ベビーフードとしては好ましいと言えない面もあります。

元々日本で多く摂取されていたたんぱく質は大豆や魚介類が中心的です。歴史的にみても長く続いたその食生活は遺伝子レベルで受け継がれており、体もその食事に合うように少しずつ変化していきました。これにより『日本人の体』が組み上がってきたとも言えます。

ですが貿易により外国の動物性たんぱく質を多く摂る食事が日本へと伝わったことで、現在のたんぱく質源は動物性が中心となり、食の欧米化が進んでいます。

a0002_012051

一般的に、脂肪含有量の高い洋食の方が食べ応えがあるので現代では特に子供に好まれており、肉料理を多く食べる傾向にあります。しかし歴史的にみて和食が中心だった日本人の体は、このような洋食に含まれる脂肪全てを使い切ることができない場合が多く、残った脂肪が着実に体の中で積み上がって行きます。

その結果、肥満や生活習慣病の増加という事態に陥ってしまったのです。

和風食による支え

では最初から和食限定の食事を行っておけばよいかと問われると、それも少し偏った考え方となってしまいます。食事を和食にするのは日本人の体にとっては良いのですが、それだけだとメニューが限定されていきますし、和食には塩分過多の傾向があるという問題も気になってきます。

そのためここで食事のバリエーションを増やすための料理として登場するのが『和風食』です。

和風食の定義は「和食を中心にしてはいるが、適度に洋風、中華風の料理も召し上がっている食事、もしくは食形態」とされています。

具体的に例を上げると、焼き魚や豆腐に中華風の餡をかけた物や、シチューの具材を鮭や大根など日本でよく食べる食材を用いた物です。これにより基本的な和食の食材を使いながら各国の料理を作って、バリエーションを増やすことができます。

幼児期・成長期は、成長に必要な栄養素を十分に摂取し体を大きくすることが重要になってきますが、赤ん坊の頃はまだ自分で食べる量を調節することができません。食に少しずつ親しみながら、自分の体で学習することで学んでいくことなのです。そのため親は子供の食事をちゃんと観察し、食事の好みや量がどのような状態なのかをちゃんと理解しておく必要があります。そして過食、少食にならないよう調節していくことが大切です。